恥の多い生涯を送って来ました。

生き辛い私が日々感じることを残していきたいと思います。

ケチと節制は違う

拝啓、恵子ちゃん。

リバウンドって知ってる?知ってるよね。自らに過度な食事制限を課し,案の定ストレスに押し潰されて結局は欲望のままに暴飲暴食をして体重が元に戻ってしまう現象のことだけど、これは過度な節約生活においても起こる現象でした。

僕は月5000円に設定したお小遣いを忠実に守って生活する2週間の中で、当たり前が続くことに感謝しなくてはいけないことを思い出しました。そこまでは良かったんだけど、安価で楽しめる趣味にも飽きが生じ、休日に時間を持て余すことが多くなって、この頃では職場で働いている方が楽とまでに感じるようになってしまい、これは明らかに異常をきたしているわけで。

そうして迎えた今日、せっかくの連休中だというのに何処にも出かけずに布団の上で「生きる意味」について考えだしたところで、娯楽費5000円生活に終止符を打つことにしました。

「今が全てだ」と有り金全てを注ぎ込んで欲望を満たしてみたり、一転して「将来のために」と切り詰めて何のために生きているのか分からなくなったり、と僕は本当に極端な人間だな、と反省しました。

その後、まだ休日をやり直すには十分な高さに太陽がある事を六畳間和室の窓越しに認めました。そして次の瞬間には何かから解放されたように身軽になった身体で意気揚々と街に繰り出し、節約生活中、実はずっと食いたかった二郎系ラーメンを貪るように口いっぱいに頬張っているのでした。

ケチと節制は違う。僕は生きる喜びを思い出しました。久しぶりに食った極太こってりラーメン、最高に美味しかったです。