沖縄遠征がキャンセルとなり、冬といえば温泉ということで伊豆長岡遠征となった。
出る時はこんな過酷な旅になるとは思わなかった。狩野川沿いを歩いているうちは飲食店が皆無で飢えた。ちょうど家を出る前にレヴェナントを見た影響で苦境に立つ自分に酔った。途中河川敷に座り込んで食ったでん六ミックスとみかんの味は永遠。
前日に豪遊したこともあり本日は金を使うことに消極的であった。途中で美味そうなメシ屋があれば入ったのであろうが、長岡まで歩く道中、山と川だけであった。ただ、金を使わずとも有意義な時間を過ごしたと思う。スマホを握らず、自然に触れ合ったあの時間は有意義だった。
そんなわけで宿に辿り着くまで一切金を使わなかった。自宅から、たしか20558歩。達成感があった。足がズタボロで泥のように眠った。初体験の岩盤浴で。
岩盤浴の40分はあっという間だった。肌を伝っていく汗の滴を感じながら岩盤浴に没入した。私たち現代人はああいうボーッとした時間を欲している。
岩盤浴の他にミストサウナや露天風呂を楽しみ、あっという間に念願のメシ。
悪く言えば品が無いアットホームなスーパー銭湯の食事処のような食堂で最高のビールを流し込んだ。もうその頃には雰囲気なんてどうでも良くなっていた。こういうのでいいんだよ。とにかく和食と日本酒が飲めればそれでいいわけ。最高の休日であった。