恥の多い生涯を送って来ました。

生き辛い私が日々感じることを残していきたいと思います。

平均的港町の民の日常

残り14日。

港町での移住生活の

理想と現実

 

海無し県、彩の国から海に憧れて移住して来たこの港町。それでもいずれは海への関心も薄れてゆくのではないかと予想していましたが、5年目となった今でもこうして天気の良い日には、気分転換に海まで歩いて向かいます。私も含め平均的港町の民は、多くのお金を持たずとも豊かな暮らしができることを知っています。市街地から徒歩30分ほどの距離にあるセンボンビーチは、港町に住む人々が精神的豊かさを求め、あえて自らの足で歩いて目指す憩いの場所なのです。

 

平均的港町の民はこの時期、海に来るとパンツ一丁となり、身体を焼きます。同時に日頃ついつい抱えてしまう「もっとお金が欲しい」とか「あの人が嫌」といった煩悩の一切を焼き払ってしまうのです。

このように自らを解放できる場所が都会にはどれだけあるでしょうか。ストレスとは対極の位置にいる私達は滅多な事がない限り、怒りません。

 

日光浴の後、海沿いで待ち構える最寄りの自動販売機が火照った身体を誘惑しますが、ここはグッと我慢です。平均的港町の民はこの先の道中で湧水が汲めることを知っているのです。

千本浜公園を抜けた先にある千本緑町の湧水をありがたく汲ませていただき、クリアな天然水で身も心も浄化させてゆきます。

このように私も含め平均的港町の民は自然に感謝し、自然と共に生きています。