恥の多い生涯を送って来ました。

生き辛い私が日々感じることを残していきたいと思います。

物件探し

「沼津出る」

新たな借家を探すため、我が母国、彩の国へ向かいます。緑豊かな山々はすっかり姿をくらまし、代わりにどこまでも一直線の地平線が続く関東平野を認めた時、港町での移住生活の終焉がいよいよ近いことを改めて実感致しました。

「埼玉入る」

 

「内見」

さて、彩の国での物件探しですが、私達の譲れない全ての条件を満たす物件など無く、内見した数カ所の物件それぞれに良い所と悪い所がありました。角部屋だけど風呂に追い焚き機能が無いとか、風呂に追い焚き機能はあるけれど中部屋といった具合です。こればかりは何かを妥協しなくては話が進みませんので、私達は覚悟を決めて風呂の追い焚き機能を諦め、開放感のある角部屋を選びました。

風呂に追い焚き機能が無いというのは私達にとっては未知の世界ですから、この先、時には苦労をする事があるかもしれません。それでも、いつの日も悪い面に着目するのではなく、良い面に目を向けていきたいものです。

「駅前で振り返る」

物件探しが終わった後の夕方の帰宅ラッシュ、私は電車内でもみくちゃにされたり、慌ただしい乗り換えを久しぶりに経験致しました。当時は「仮に乗り遅れても5分から10分も待てば次の電車が来るのに、何故この人達は人混みをかき分けてでも先を急ぐのだろう」と疑問を抱いたのですが、パーソナルスペースの確保された駅前のベンチに落ち着き、過去を振り返ってみると、かくいう私も忙しない人混みの中の一人なのでありました。ですからまたそれが当たり前となり、いずれ気にも留めなくなるのでしょう。それより何より、彩の国にしたって悪い面に着目するのではなく、良い面に目を向けていきたいものです。