恥の多い生涯を送って来ました。

生き辛い私が日々感じることを残していきたいと思います。

vlog今が正念場

僕「僕の居場所は何処?」

僕「今いる場所だよ」

港町に住む人々の憩いの場、センボンビーチに歩いて来ました。借家からは30分ほどの距離にあり、歩くことに没入して無になりたい時に訪れます。

昨日、彩の国で面接を受けた会社から採用通知が届きました。自分の求める条件に合致した会社の面接を受けたのですから、それは喜ばしいことのはずでした。現に採用通知を確認した職場の昼休み、同僚には自慢して回り、退勤後の夜には行きつけの寿司屋で女と祝勝会を開いたのです。

しかし、なぜでしょうか。今の職場に変わる新しい居場所が決まり次第、私は苦悩から解放されるのだと勝手に決め込んでいたのですが、どうやら思惑は外れたようで、私は今、センチメンタルな気持ちで海を眺めているのです。

しばらく海をぼんやり眺めていると苦悩の正体が浮かび上がってきました。私は新しい居場所を確保することで平穏を取り戻すのではなく、新しい居場所での生活に慣れた頃に苦悩は薄れていき、やがて忘れ去るのではないかと悟りました。

つまり、苦悩の正体は未知への恐怖でした。私は新しい環境にフィットできるだろうか、気の合う同志に出会えるだろうか、とまるで慣れ親しんだ学び舎を離れて進学をする学生のような不安を抱えているのでした。

諸行無常。全ては移ろいでゆきますから、新しい環境に慣れた時、私の苦悩もすっかり忘れ去られていることでしょう。ですから、港町で朝目が覚めた今日は港町での暮らしに集中したいものです。苦悩と距離を置くには未来を待たずに、今を強く生きていくよりほかはありません。