拝啓、恵子ちゃん。
お久しぶりです。最近の僕は14回目にして既にネタ切れなわけで、投稿できずにいました。
嘘です。日々生きている中で気づいたり、感じたりすることが何も無いなんてあり得ません。ただ僕は他人に弱みを晒したくないだけで、投稿しないだけなのでした。
今日、僕の住む港町は雨です。普段何気なく乗っている自家用車も、窓の内側から傘をさす通行人を見る日には己の生活レベルがいかに高いかを思い知らされます。その生活を可能にしているのは働いて得ている収入で、それが途絶えてしまうというのは一大事なわけで、僕は重い腰を上げて就活を始めようと思いました。しかし、居心地の良い現在の職場と比べてしまうと、なかなか求人への応募に踏ん切りがつきません。だからずっと後回しになり、一人悩んでしまっているのだと思われ。
しかし、退職の日は刻一刻と迫っているわけで、いつまでもウジウジしてはいられません。僕は求人に応募するまでこよなく愛する酒を断つと決め込むことで、己を追い込むことにしました。すると、次の瞬間にはもう応募を済ませているのでした。
そうこうしているうちに季節は移ろい、若葉が芽吹き、もう春です。借家近くの公園に新居を構えたのでしょうか、毎朝ウグイスが元気に鳴いています。