恥の多い生涯を送って来ました。

生き辛い私が日々感じることを残していきたいと思います。

私は私のケアマネージャー2

今日はせっかくの休日だというのに、気づくと昨日までの連勤の中で得られた情報を忘れないように復習している自分がおります。その様相は誰からも求められていないサービス休日出勤です。業務内容はなかなか布団から抜けられずに横たわっているとお客様の顔が浮かんできて、「はい、この方のお名前は?」と私から私に問題が出題されるので、私がそれに答えるといった具合です。これでは休日なのに出勤しているのと何ら変わらず、休めておりません。

これはまずいと思った私は布団からようやく這い上がり、布団を押し入れに片付けた後、穏やかな時を求めて坐禅に取り組むのでした。

かれこれ私はこのような生き辛い自分と付き合い始めて35年になります。ですから転職直後にはどうせこのような事態に陥ることなんていうのはお見通しでしたので、前もって旅程を組んでおりました。

私の生業はケアマネージャーです。私は「休日は自然に帰りたい」という自分のニーズを汲み取り、これから伊香保温泉へ行きます。そこへ向かう鈍行列車内では読書をして、最寄り駅の渋川駅に着いた後は温泉街まで9.2km歩く予定です。その間は初めて見る景色に夢中となり、今現在脳内の大部分を占めている仕事の情報は端の方に追いやられることを期待します。