恥の多い生涯を送って来ました。

生き辛い私が日々感じることを残していきたいと思います。

絶対的な正義など存在しない

たまの休日、美術館に行ったりもします。

上原美術館良かったです。(写真)

絵画には疎いですが、一つとして同じ作品が無いことは確かでした。私でも知っている有名なモネの作品は柔らかい色使いで、素人にも分かりやすい良さがあったのですが、館内にはまるで子供の落書きのような印象を受ける別の画家の作品もありました。私には刺さりませんでしたが、刺さる人には刺さるのでしょう。この事から人の価値観というのは様々であり、絶対的な正義など存在しないことが分かりました。

だから私も創作活動を止めません。閑古鳥の鳴くこの懸垂語り部屋にて、喫食されたお客様200人のうち1人の割合で「大将、ごっそさん、美味しかったよ」と有り難いお言葉をいただけるというのが実情でありますが、私はそれで良いと思っております。否、究極的には私自身が満足できればそれで良いと思っています。えてして芸術とはそういうものではないでしょうか。

鉄棒のきしむ音が寂しく響き渡る居室内にて、根暗な眼鏡坊主が上下する様は哀愁を帯びております。その哀愁に拍車をかけるたどたどしい語り口の自分語り。私はこの雰囲気がたまらなく好きです。