恥の多い生涯を送って来ました。

生き辛い私が日々感じることを残していきたいと思います。

一切皆苦

次の職場も決まらぬまま、自らの望まぬ形で退職をする2ヶ月後を思うと夜も眠れません。

 

一寸先がわからないという苦しみ、万事が自分の思い通りにいかない苦しみが人生にはあるというのが仏教の大原則にあります。私達は自ら望んでこの世に生まれてきたのではなく、気づけば自分がおりました。生まれる家庭や性別なども自分で選ぶ事はできておりません。やがて成長し、異性に好意を伝えても成就しなかったり、受験や就職活動に失敗をしたりする等、自分の思い通りにいかず、落ち込みます。そして、時には自分の弱さを恨むこともあるでしょう。しかし、真に弱き者とは、自分の弱さに気づかずに、手に入らないものを、なおも追いかけたり、ぐずぐず考え込んで自ら沼に落ちていったりする等、立ち直る術を知らない者のことだと思います。

諦めることで道は狭まり、定まっていくのですから、思い通りにならないことを諦めることは決してネガティブなことではありません。ありのままを受け入れ、いちいち翻弄されず、流れに身を任せれば良いのです。

今、あなたの真価が問われる時です。あなたがこの度の苦難を乗り越えられることを切に祈っております。