恥の多い生涯を送って来ました。

生き辛い私が日々感じることを残していきたいと思います。

青春コンプレックス

東松山遠征の帰りに寄った秋葉原で記念にラノベを買い、読んだら病んだ。

一晩寝こんで考えを整理した結果、オタクに懐いてくる美少女なんてのはファンタジーなんだよ。これを現実のものとして錯覚し、主人公と自分の青春時代を比べて一喜一憂するのは馬鹿げているんだよ。

女学生はブランド志向が高く、容姿の優れた誰もが評価する男を欲する。友達に見せて自慢できる男を選ぶ。優れた男と付き合っている優越感に浸る。だから容姿の優れないオタク男が女気のない青春を過ごすのは今思えば当然だった。

私も身なりに気を使ったり、努力をした。やるべきことはやった。だから学生時代に後悔は無い。すべてが辿るべくして辿ってきた道であり、仮にタイムリープができて人生をやり直せるとしても、また容姿の壁にぶち当たり、同じ道を辿ることになる。

あの頃は秋葉原を自分の安全基地にしていた。社会にうまく馴染めない自らの存在を肯定するためにわざわざ出向いた。しかし、親元を離れた後は段々と行く機会は減少した。それは社会にうまく馴染む必要が無くなったからだと考える。

親に扶養されている間はステレオタイプな生き方を刷り込まれる。それは生物として当然であり、その営みがあったからこそ私が今ここに存在しているわけで、私もそのレールに沿うように立ち向かった。しかし、うまくいかなかった。だから諦めた。諦めて仏の道を歩むことになった。もう他人の評価とかどうでもよく、自分で自分を認められるように日々精進している。もう他人に生き方を強要されることはない。自分が正しいと思った道を進むだけだ。

子孫繁栄、素敵な家庭を築きたいのが女性の本能であろう。過去に私との明るい未来を思い描けずに見限ってきた女性達の嗅覚に賞賛を贈りたい。彼女達の予測通り、私は今、争いの無い穏やかな人生と、自分だけのゴールに向けて舵を切っている。

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