恥の多い生涯を送って来ました。

生き辛い私が日々感じることを残していきたいと思います。

こんなもんだろうよ

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休日とはいえ、仕事がある日と同じように朝のルーティンをこなすことで心の平静を保っている。
今日もいつもと同じ時間に起きてジムへ行き、帰りにスーパーへ寄って買い物を済ませ、卵サンドを作って食った。そこまではいつもパーフェクトホリデー。問題はここからなんだ。私の休日はここから始まる。

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蒸し暑い部屋で昼まで断捨離。

取捨選択に集中した時間はあっという間に過ぎた。ドラゴンボールは市場価値があるかもしれないが、私の中では役目を終えていた。古本屋に持っていく選択肢もあったが、査定額に一喜一憂するのが面倒くさいので捨てた。

思い出の写真や看護学校受験、ケアマネ受験の時に取り組んだ書物も捨てた。それらはもう終わったコンテンツだった。いつか、どこかのタイミングで見返すことになっても、「懐かしいなあ」という感情の他には、何が浮かぶだろうか?きっとポジティブな感情ではないだろう。もう終わったことは取り返しが効かないんだ。現在だって気持ちは移ろい、いろいろなことに興味を持って精力的に動いているのに、過去のものまで背負って生きていけない。踏ん切りをつけて荷造り紐で縛り上げた後は解放感があった。

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朝に決めたもう一つのタスク、銀行へ向かった。

知ってはいたが、銀行がある街中はお祭りムード一色だった。それを見て「天気もいいし、ビールと唐揚げでも…」と一瞬愚かな考えが脳裏をよぎった。しかし、祭りに独りで参加するほど寂しいものはないと思い、よした。そして、いつものすき家でおろしポン酢牛丼。これで正解だった。

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帰宅後、もう全てのタスクが済んでもまだ夕方まで時間があり、どうしたら良いのか悩んだ。贅沢な悩みだった。そして、「まあ、日常の休日なんてこんなもんだろうよ」という答えに至った。

非日常、つまり遠出をするのも楽しいが、それは日常があってこそ楽しいのであって、日常の休日なんてこんなもんだろうとポジティブに諦めることにした。

日常の休日は受動的娯楽が暇を埋めてくれると信じ、まずは録りためたNHK俳句を冷房のきいた部屋でアイスコーヒーを飲みながら垂れ流した。実に贅沢な時間だった。