恥の多い生涯を送って来ました。

生き辛い私が日々感じることを残していきたいと思います。

跡取り問題

新潟に滞在している時からずっと胸に引っかかっている悩み、it`s跡取り問題。私は心の根が優しすぎるのかもしれない。子孫繁栄なんて相手があってこそであり、自分一人ではどうにもならないことなのに責任を感じ、どうすればよいか考えつづけている。どんなに考えても人間の命は土から生えてこないし、空から降ってくるものではない。女の子宮に宿るものだ。

始まりがあれば終わりは必ずあり、たまたま私が伊達一族最後のランナーとなるだけで、私一人に責任があるわけではない。私にバトンが渡るまでに現代社会で通用する対人能力が引き継がれなかったのが問題だ。これは一族全員の責任なんだ。私に「家庭を築くことは素晴らしいことなんだ。将来は自分の家庭を築こう」と思わせられなかった一族全員の責任。

たとえ私に単為生殖ができても一族の悲願を達成することは無い。どうにも家族で囲む3度の食事が苦痛で仕方がないんだ。家族に良い思い出がない。「困ったときは家族は助けあうものでしょう」と説かれて育ってきたが、親には困っても頼りたいと思わない。心を開ける、悩むを打ち明けられる親がいない。

跡取り問題は終わりだ。字に書き起こせば私の方針は明らかじゃないか。終わりだ。私の人生はもう消化試合に突入している。余生だ。楽しい思い出を1つでも作り、土に還ろう。

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