恥の多い生涯を送って来ました。

生き辛い私が日々感じることを残していきたいと思います。

引越しは寂しい

いくらコンフォートゾーンを抜けなければ成長は無いと言い聞かせても寂しいものは寂しかった。慣れ親しんだ環境、職場を離れるというのは私の心を不安定にさせた。それを埋め合わせるかのように、否、まるで種の保存が生物の命題かのように、一時の気の迷いが生まれるのは毎度の事であった。

そしてこう考えた。まだ見えぬ未来に怯えて情欲が増しているのであれば、情欲というのは今を生きている、生きていないのバロメーターになるのではないか、と。

「寂しさを紛らしたいだけの情欲」

今、私は情欲が高まっている事を実感しています。これが進むといずれはベッドから起き上がれなくなり、その時が来れば、今度は逆に情欲が減退する事も知っています。

情欲というのは三代欲求の一つに数えられますから、健全な人間には健全に訪れ、それが健康体と言えそうです。然し、不健全である時には過剰にそれを求めたり、逆に求めなかったりするのです。すなわち私は今、不健全な状態であり、苦悩を抱えているといって良いでしょう。そして、その苦悩の原因というのは大抵の場合、どうしようもない事をどうにかしようと考えている時だと思います。

分かっているのに考えるのをやめられない。ですので、悟りへの道は死ぬまで続くのだと悟りました。いずれ時が解決してくれる事を祈り、のらりくらりやっていくよりほかはありません。